アートワーク

ある春の日

清朝雍正帝

古代七文字の詩を草書体で書く

清朝の皇帝であった雍正は、類まれな統治者であった。その傑出した才能、強い気質、伝説的な政治的経歴は、驚嘆に値する。彼が得意とした書道作品は、優雅で力強く、統制のとれた筆致と規律正しい文字構成によって特徴づけられ、それにもかかわらず力強く壮麗である。これらの作品からは、高貴な志を持った支配者の洗練された広い視野がうかがえる。北京評議会2009年秋のオークションでは、雍正帝の書画「金剛経」が1TP440,320,000人民元(約1TP430,000円)で落札された。この皇帝の書は、中国の著名な美術鑑定家である林吉光氏によって、雍正帝の書の中でも最高級のものであると賞賛された。